今回は僕が旅行で訪れたところの紹介です。
9月中旬、広島県福山市の歴史的観光地「鞆の浦」を訪問しスナップ撮影をしてきました。
機材のレビューではありませんが、旅先の雰囲気がわかっていただける作例を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
使用したカメラはこちら!
今回の散歩のお供はこのカメラです。
EOS RPにRF24−105mm F4Lをつけて歩き回りました。
見ての通りレンズが大きくお散歩には不向きな組み合わせ。
総重量およそ1260gとかなり重たいのでスナップにはお勧めしませんが、今回はどんな景色が撮れるかわからなかったこともあり広いズーム域のこのレンズをセレクトしました。
鞆の浦ってどんなところ?
広島県の東部、岡山県に隣接する福山市というところに鞆の浦はあります。
アクセスは、JR福山駅から車・バスでおよそ30分。
瀬戸内海を望む湾に沿った形で港や市街があり、とても趣深い観光地です。
日本最古の歌集『万葉集』の中にも登場するなど古くから主要な役割を果たしていた港で、
- 豊富秀吉が好んだ能舞台
- 坂本龍馬のいろは丸事件にゆかりのある住宅
- シーボルトが植物の観察記録を残した寺
など重要な建築物が今も残っている地域です。
2007年には「美しい日本の歴史的風土100選」に、2018年には文化庁が認定する「日本遺産」にも選ばれるなど、歴史だけでなく景色も素晴らしいとの評価を受けています。
散歩の始まりは入り口の看板から。
広角24mmの特徴を活かして空を大きく写しました。
快晴で気持ちのいい午前中です。
鞆の浦といえば「常夜燈」
ここ鞆の浦でもっとも有名なスポットと言えば「常夜燈」でしょう。
1859年に建てられて以降鞆の浦のシンボルとなっており、ドラマ『流星ワゴン』の撮影地にもなったそうです。
また常夜燈のそばには、江戸時代に実際に船をつける際に使用された「雁木」と呼ばれる階段状の構造も残っています。
実際にすぐ横にはロープで繋がれた船が何隻も並んでおり、湾を見渡す景色は見どころです。
鞆の浦を訪れる際には必ず立ち寄ってください。
歴史を感じる街並み
続いては、港を少し離れて市街地を散歩します。
軒先に、スタジオジブリの映画に出てくるポニョの水瓶を見つけました。
どうやら宮崎駿監督が鞆の浦を気に入り、数ヶ月の間滞在しながら『崖の上のポニョ』の構想を練ったとのこと。
この写真は撮って出しですが、赤がとても鮮やかに出ていてお気に入りの1枚です。
鞆の浦は保命酒というお酒も有名です。
幕末にはペリーにも振る舞われたお酒だとか。
いくつか保命酒を扱うお店があったのですが、お客様がいたので看板だけ撮影しました。
港を望む山の中腹には「医王寺」という寺があります。
長い坂を上がった先にあり、鞆の浦の港や市街を一望できる絶景スポットです。
絶景は実際に行ってのお楽しみです!
(設定ミスで手ブレ写真ばかりだったので掲載不可)
医王寺にの入り口となる門には金剛力士像が待ち構えています。
そばにはわらじがくくりつけられていました。
坂の上にあるお寺ということで、元気に歩けるようにという験担ぎでしょうか。
今回は時間があまりなかったので行けませんでしたが、近くには仙酔島というところもあり、渡し船で行くことができます。
ちょうど仙酔島に行く船が、港で雁木につけているところを撮影できました。
いろは丸事件に由来する船の名前ですね。
平成いろは丸は沈没しませんように!
鞆の浦を歩いてみての感想
今回の鞆の浦への訪問は平日の午前中約2時間だけの散策。
短い時間でしたが、港や街並みの雰囲気は穏やかでゆったりとした時間の流れを感じました。
現地のおばあちゃんと挨拶を交わすこと、古民家の間の路地をふらっとあるくこと、都会に住んでいるとなかなか出会わない体験をすることができました。
また今回は時間の都合で諦めましたが、鞆の浦には他にも観光スポットがあります。
仙酔島に行ったり、医王寺太子殿からの絶景を楽しんだり、はたまた雰囲気のあるカフェでくつろいだり…
丸1日ゆっくり過ごすこともできますので、友達やカップルでの旅行にもおすすめです。
ゆっくりした時を過ごしたい方はぜひ訪問してみてください。
それでは、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
今回使用した機材のレビューはこちらの記事に書いていますので興味のある方はご覧ください。
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